ザウターの音色
2008/09/25
今日はドイツ系音楽教室に行き、ザウターのグランドをレンタルして練習してきました。(実はベヒシュタインのグランドをレンタルしたかったのですが、貸出中のため代わりにザウターになりました。)
レンタルしたのはSAUTER160Traditionというタイプです。長さが160cmほどしかない小型のグランドですが、木目調で、足やペダル部分の装飾が美しいピアノです。
このザウターの音は、以前に買ったICレコーダーで録音しましたので、音源をいくつかアップします。(譜面台の高音部側にICレコーダーを置いていたので、高音部が強く聴こえると思います。)
ところで、やはりアコピで弾くと自分の指はまだまだ弱いなぁと感じます。長く演奏するだけの筋力が足りませんし、しっかりテンポどおりに打鍵できていません。(アコピは、デジピに比べて、鍵盤が重いからだと思います。)
ハノン1番
http://10.dtiblog.com/t/tenshi02042001/file/Hanon1.mp3
ミクロコスモス第2巻38番
http://10.dtiblog.com/t/tenshi02042001/file/Mikrokosmos2-38.mp3
(以前の音源はこちら)
ミクロコスモス第2巻39番
http://10.dtiblog.com/t/tenshi02042001/file/Mikrokosmos2-39.mp3
(以前の音源はこちら)
ミクロコスモス第2巻40番
http://10.dtiblog.com/t/tenshi02042001/file/Mikrokosmos2-40.mp3
(以前の音源はこちら)
ミクロコスモス第2巻43番b
http://10.dtiblog.com/t/tenshi02042001/file/Mikrokosmos2-43b.mp3
(以前の音源はこちら)
ミクロコスモス第2巻47番
http://10.dtiblog.com/t/tenshi02042001/file/Mikrokosmos2-47.mp3
ミクロコスモス第2巻50番
http://10.dtiblog.com/t/tenshi02042001/file/Mikrokosmos2-50.mp3
以前にアップした音源はすべてデジピによるものです。聴き比べると、やはりアコピは弾いた後の余韻が良いなぁと思います。
追記
このブログではある時期から、音源のファイル形式をmidからmp3に変えています。その影響かもしれませんが、以前にアップした、今日アップした音源と同曲の音源が、全部削除されてしまっています。(以前はファイル名を自動的に変更してくれたのですが・・・。)
したがって一部の音源では聴き比べが出来ません・・・。orz
レンタルしたのはSAUTER160Traditionというタイプです。長さが160cmほどしかない小型のグランドですが、木目調で、足やペダル部分の装飾が美しいピアノです。
このザウターの音は、以前に買ったICレコーダーで録音しましたので、音源をいくつかアップします。(譜面台の高音部側にICレコーダーを置いていたので、高音部が強く聴こえると思います。)
ところで、やはりアコピで弾くと自分の指はまだまだ弱いなぁと感じます。長く演奏するだけの筋力が足りませんし、しっかりテンポどおりに打鍵できていません。(アコピは、デジピに比べて、鍵盤が重いからだと思います。)
ハノン1番
http://10.dtiblog.com/t/tenshi02042001/file/Hanon1.mp3
ミクロコスモス第2巻38番
http://10.dtiblog.com/t/tenshi02042001/file/Mikrokosmos2-38.mp3
(以前の音源はこちら)
ミクロコスモス第2巻39番
http://10.dtiblog.com/t/tenshi02042001/file/Mikrokosmos2-39.mp3
(以前の音源はこちら)
ミクロコスモス第2巻40番
http://10.dtiblog.com/t/tenshi02042001/file/Mikrokosmos2-40.mp3
(以前の音源はこちら)
ミクロコスモス第2巻43番b
http://10.dtiblog.com/t/tenshi02042001/file/Mikrokosmos2-43b.mp3
(以前の音源はこちら)
ミクロコスモス第2巻47番
http://10.dtiblog.com/t/tenshi02042001/file/Mikrokosmos2-47.mp3
ミクロコスモス第2巻50番
http://10.dtiblog.com/t/tenshi02042001/file/Mikrokosmos2-50.mp3
以前にアップした音源はすべてデジピによるものです。聴き比べると、やはりアコピは弾いた後の余韻が良いなぁと思います。
追記
このブログではある時期から、音源のファイル形式をmidからmp3に変えています。その影響かもしれませんが、以前にアップした、今日アップした音源と同曲の音源が、全部削除されてしまっています。(以前はファイル名を自動的に変更してくれたのですが・・・。)
したがって一部の音源では聴き比べが出来ません・・・。orz
左手の練習
2008/09/24
今週は夏休み(秋休み?)なので、一日中(やろうと思えば)ピアノの練習ができます。
そこで、いつもの練習に加えて、左手を集中的に鍛えようと思い、ハノンの1〜20番までを左手のみ練習するようにしてみました。
ハノンは通常は両手で弾いていたのですが、左手のみにすると大変ぎこちなくなりなかなか上手く弾けません。
原因は、左手のみを鍵盤に乗せるので体のバランスが変わっているのと、両手の場合は右手につられて弾けている部分が大きいから、だと思います。
左手のみの練習はなかなか上手く弾けず、いらいらしたりもするのですが、この練習は結構効くようで、左手を練習した後に両手の曲を弾くと、左手がしっかりと動き、かつ左手の音もしっかり聴くようになります。今週いっぱい時間のある間はこの練習を続けてみたいと思います。
しかし、左手が右手並みに動くようになることってあるのでしょうか。自分の手ながらなかなか思い通りにいかないものですね。
追記
左手の弱い部分は、34の指がばらばらに動かないこと、2の指が弱いことです。ここを集中的に鍛えたいと思います。
そこで、いつもの練習に加えて、左手を集中的に鍛えようと思い、ハノンの1〜20番までを左手のみ練習するようにしてみました。
ハノンは通常は両手で弾いていたのですが、左手のみにすると大変ぎこちなくなりなかなか上手く弾けません。
原因は、左手のみを鍵盤に乗せるので体のバランスが変わっているのと、両手の場合は右手につられて弾けている部分が大きいから、だと思います。
左手のみの練習はなかなか上手く弾けず、いらいらしたりもするのですが、この練習は結構効くようで、左手を練習した後に両手の曲を弾くと、左手がしっかりと動き、かつ左手の音もしっかり聴くようになります。今週いっぱい時間のある間はこの練習を続けてみたいと思います。
しかし、左手が右手並みに動くようになることってあるのでしょうか。自分の手ながらなかなか思い通りにいかないものですね。
追記
左手の弱い部分は、34の指がばらばらに動かないこと、2の指が弱いことです。ここを集中的に鍛えたいと思います。
ミクロコスモス第2巻53番
2008/09/22
ミクロコスモス53番のタイトルは「トランシルヴァニア風に」です。
トランシルヴァニアは、現在はルーマニア領になっているようです。隣接する国はハンガリー(西)やウクライナやモルドバ(東)、ブルガリア(南)です。更に南にはギリシャやトルコなどがあります。
この地域はヴラド・ツェペシュ三世(串刺し公)で有名です。(ヴラドはドラキュラのモデル。)
さて53番ですが、この曲は私にとっては2巻の中で最も難しい曲でした。
まず縦を揃えるのが大変難しい。また各パートの旋律をはっきり聴かせるように演奏したいのですが、なかなか上手くいきませんでした。
ただバッハのような感じの曲なので、弾いていて楽しいです。
山崎孝著「ミクロコスモス演奏と解釈」によると、この曲はバッハの3声シンフォニアの予習だそうです。演奏の際にはヴァイオリン二重奏をイメージすることとされています。
http://10.dtiblog.com/t/tenshi02042001/file/Mikrokosmos2-53.mp3
夏休みに入ってからピアノの練習に熱が入るかと思ったのですが、結構まったりと過ごしています。課題曲を集中して練習するなどはしていません。
ただ、左手の練習をちょっとずつやっています。
大人になってからも左手がスムーズに動くようになるかはわからないのですが、右手を怪我して何ヶ月も動かせなかった方の様子を見ていて、大人の左手も訓練すればある程度は使えるようになるなぁと思いました。
手始めにハノンを左手だけで練習したりしています。両手なら上手く弾けるのに左手だけだとぎこちなかったりします。やはりまだまだ練習量が足りないなぁという感じです。
トランシルヴァニアは、現在はルーマニア領になっているようです。隣接する国はハンガリー(西)やウクライナやモルドバ(東)、ブルガリア(南)です。更に南にはギリシャやトルコなどがあります。
この地域はヴラド・ツェペシュ三世(串刺し公)で有名です。(ヴラドはドラキュラのモデル。)
さて53番ですが、この曲は私にとっては2巻の中で最も難しい曲でした。
まず縦を揃えるのが大変難しい。また各パートの旋律をはっきり聴かせるように演奏したいのですが、なかなか上手くいきませんでした。
ただバッハのような感じの曲なので、弾いていて楽しいです。
山崎孝著「ミクロコスモス演奏と解釈」によると、この曲はバッハの3声シンフォニアの予習だそうです。演奏の際にはヴァイオリン二重奏をイメージすることとされています。
http://10.dtiblog.com/t/tenshi02042001/file/Mikrokosmos2-53.mp3
夏休みに入ってからピアノの練習に熱が入るかと思ったのですが、結構まったりと過ごしています。課題曲を集中して練習するなどはしていません。
ただ、左手の練習をちょっとずつやっています。
大人になってからも左手がスムーズに動くようになるかはわからないのですが、右手を怪我して何ヶ月も動かせなかった方の様子を見ていて、大人の左手も訓練すればある程度は使えるようになるなぁと思いました。
手始めにハノンを左手だけで練習したりしています。両手なら上手く弾けるのに左手だけだとぎこちなかったりします。やはりまだまだ練習量が足りないなぁという感じです。
残念なコンサート
2008/09/21
今日は午後からコンサートの予定だったのですが、残念ながら行くことができないようです。
私が現在住んでいる地域は山間の街で、コンサート会場のある街までは列車で90分ほどかかります。
線路は単線で、その単線は山間の細い谷間やトンネルを縫うように通っているのですが、激しい雨などの時にはすぐに運休してしまいます。(以前に大雨が降った際に土砂崩れが起きて線路が寸断されたことがあり、それ以後、降雨の時には直ぐに運休するようになってしまいました・・・。)
コンサートはお昼からなのですが、現在、既に雷とどしゃ降りのため、自宅の照明が時折明滅するような状況になっています。
JRの運行情報を見ると、私が乗る路線は現在のところ運休していないようですが、そのほかの路線は運転見合わせや列車遅れがいくつもではじめています。
気象庁の気象情報を見ると「21日夕方にかけて、激しい雨の降るおそれがあります。土砂災害や低地浸水、河川の増水に注意して下さい。全域では落雷や突風、急な強い雨に注意して下さい。」となっており、運休が確実視されるので、残念ながらコンサートには行けないようです。orz
今日は、本来なら、コンサートの感想を書く予定だったのですが、このような状況ですので、今日行く予定だったコンサートの演奏曲目だけアップしたいと思います。盛り沢山の演目です。
グリーグ ピアノ協奏曲イ短調Op.16
「キャッツ」よりメモリー
「オズの魔法使い」より虹のかなたに
「メリーウィドゥ」よりヴィリアの歌
「こうもり」より田舎娘に扮するとは
「コジ・ファン・トゥッテ」より妹よ、ご覧なさい
サン=サーンス ピアノ協奏曲第5番「エジプト風」
チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲Op.35
グリーグのピアコンとエジプト風を特に聴きたかったのですが、次の機会に期待したいと思います。
追記
その後、大雨洪水雷警報が出てしまいました。やはり行かなくて(行けなくて)正解でした。しかし、夏休みがどしゃ降りというのは嫌ですね。
私が現在住んでいる地域は山間の街で、コンサート会場のある街までは列車で90分ほどかかります。
線路は単線で、その単線は山間の細い谷間やトンネルを縫うように通っているのですが、激しい雨などの時にはすぐに運休してしまいます。(以前に大雨が降った際に土砂崩れが起きて線路が寸断されたことがあり、それ以後、降雨の時には直ぐに運休するようになってしまいました・・・。)
コンサートはお昼からなのですが、現在、既に雷とどしゃ降りのため、自宅の照明が時折明滅するような状況になっています。
JRの運行情報を見ると、私が乗る路線は現在のところ運休していないようですが、そのほかの路線は運転見合わせや列車遅れがいくつもではじめています。
気象庁の気象情報を見ると「21日夕方にかけて、激しい雨の降るおそれがあります。土砂災害や低地浸水、河川の増水に注意して下さい。全域では落雷や突風、急な強い雨に注意して下さい。」となっており、運休が確実視されるので、残念ながらコンサートには行けないようです。orz
今日は、本来なら、コンサートの感想を書く予定だったのですが、このような状況ですので、今日行く予定だったコンサートの演奏曲目だけアップしたいと思います。盛り沢山の演目です。
グリーグ ピアノ協奏曲イ短調Op.16
「キャッツ」よりメモリー
「オズの魔法使い」より虹のかなたに
「メリーウィドゥ」よりヴィリアの歌
「こうもり」より田舎娘に扮するとは
「コジ・ファン・トゥッテ」より妹よ、ご覧なさい
サン=サーンス ピアノ協奏曲第5番「エジプト風」
チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲Op.35
グリーグのピアコンとエジプト風を特に聴きたかったのですが、次の機会に期待したいと思います。
追記
その後、大雨洪水雷警報が出てしまいました。やはり行かなくて(行けなくて)正解でした。しかし、夏休みがどしゃ降りというのは嫌ですね。
コンサート
2008/09/20
昨日は田村響さんのコンサートに行ってきました。田村さんは2007年のロンティボー国際コンクール優勝者(第1位)です。
この方については、私は全然予備知識が無く、単にイタリア協奏曲とペトルーシュカが演目に入っているので、チケットを買い求めたものでした。
演奏曲目は、
J.S.バッハ イタリア協奏曲
ベートーベン テンペスト
ショパン スケルツォ1番
リスト 孤独の中の祝福、ダンテソナタ
でした。
アンコールは2曲でした。1曲は分かりませんが、残りは子犬のワルツでした。
(チケットを買った時点では、「孤独の中の祝福」ではなく、「ペトルーシュカからの3楽章」だったのですが、実際に会場に行ってプログラムを見ると曲が変更になっていました。)
この方は端正で上品な演奏をされる方という印象です。
バッハは複数の旋律が綺麗に弾き分けられて浮かび上がって聴こえていました。強弱が極めて正確にコントロールされているのですが、ずっと聴いていたくなる演奏でした。このような表現はあるいはふさわしくないのですが、DTM(コンピュータ音楽)で各指にあたる音量を数値化して完璧に制御したようなすぐれた、非常に素晴らしい演奏でした。
テンペストも非常に端正なタッチでの演奏でした。ベートーベンのソナタは激しい演奏を聴くことが多いのですが、この方の場合は端正で繊細なベートーベン(ただし、弱弱しい感じがするとか否定的な意味は全く含まれていません。あえて印象を言うなら、薄いアイボリー色のシルクの布をふわりとかぶせるような演奏です。)なので、聴いていて新鮮な感じがします。(バックハウスではなく、ブーニンのベートーベンのCDのような演奏の方向性だと言えば、ちょっとだけですが似ています。)
ただ、残念ながら、ショパンは個人的にはあまり好きな演奏ではありませんでした。
リストのダンテソナタは非常に聴き応えのある演奏でした。今までの曲の端正で控えめなタッチとは違う、しっかりと重低音が鳴り響く(ただしむやみに大音量を出しているのではなく、完璧にコントロールされているのが分かる。)印象でした。今回の曲の中ではダンテソナタが最も良かったと感じました。(それまでの曲とは違い、華麗さが非常に印象に残りました。何故かは分かりませんが、演奏を聴いていて中村紘子さんの演奏シーンがふと思い浮かびました。)
このチケットは、残念ながらそれほど売れていなかったようで、3階席は全部閉鎖、1,2階のバルコニー席も全部閉鎖してあったのですが、シートは全部埋まっていませんでした。(1階のS席あたりもがらんとしていました。)
ロンティボー優勝者といっても、世間のピアノに興味がない方には全然知られていないのでしょうね。
聴衆はやはりピアノに興味があるかピアノを習っている方のようで、母娘の組み合わせが大半だったように思います。(父親は残業なのでしょうか。息子は多分ピアノよりサッカーなどに興味があるのでコンサートには来ないのでしょうね。)
興味深かったのは、やはり演奏者の手元を見ようということから、ホールの左側のシートばかりが埋まっていたことです。1階S席の左側ばかり埋まっていて、右側はほぼ聴衆がいませんでした。
コンサートが終わった後は、サイン会がありました。ここでもそれほど並んでいる方がいらっしゃらなかったので、ホールロビーで買った田村氏のCDにサインをしてもらいました。近くで見る田村氏はまだまだ非常に若いなぁという印象でした。これから伸びていく方なのかもしれません。
サインをしてもらったときに、握手もしてもらったのですが、手の大きさは、私と全然変わらない程度で、全然大きくありませんでした。ただ手の筋肉は非常についていて分厚く柔らかい手でしたので、一流のプロだなぁと思いました。
追記
演奏途中にいびきをかいて寝ている方がいらっしゃいました。平日の夜で仕事疲れなのだとは思いますが、演奏中にグゴーとかグガーとかいびきをたてて、時々ヒャなどと言って急に起きるのはやめてもらいたいと思います。
演奏に来ていた子ども達の中には喘息持ちの方もいたようで、演奏中ずっと咳き込んでいてかわいそうでした。このような場合、子ども本人も親も周囲に迷惑をかけていると非常に気にしてしまい、そのために折角の演奏も楽しめずに終わってしまうように思います。(実際今回の演奏会でも、親は、休憩時間に、回りの客に謝ってまわられていました。)このような多少のハンディがある方への温かいまなざしが必要ではないかなと思います。
この方については、私は全然予備知識が無く、単にイタリア協奏曲とペトルーシュカが演目に入っているので、チケットを買い求めたものでした。
演奏曲目は、
J.S.バッハ イタリア協奏曲
ベートーベン テンペスト
ショパン スケルツォ1番
リスト 孤独の中の祝福、ダンテソナタ
でした。
アンコールは2曲でした。1曲は分かりませんが、残りは子犬のワルツでした。
(チケットを買った時点では、「孤独の中の祝福」ではなく、「ペトルーシュカからの3楽章」だったのですが、実際に会場に行ってプログラムを見ると曲が変更になっていました。)
この方は端正で上品な演奏をされる方という印象です。
バッハは複数の旋律が綺麗に弾き分けられて浮かび上がって聴こえていました。強弱が極めて正確にコントロールされているのですが、ずっと聴いていたくなる演奏でした。このような表現はあるいはふさわしくないのですが、DTM(コンピュータ音楽)で各指にあたる音量を数値化して完璧に制御したようなすぐれた、非常に素晴らしい演奏でした。
テンペストも非常に端正なタッチでの演奏でした。ベートーベンのソナタは激しい演奏を聴くことが多いのですが、この方の場合は端正で繊細なベートーベン(ただし、弱弱しい感じがするとか否定的な意味は全く含まれていません。あえて印象を言うなら、薄いアイボリー色のシルクの布をふわりとかぶせるような演奏です。)なので、聴いていて新鮮な感じがします。(バックハウスではなく、ブーニンのベートーベンのCDのような演奏の方向性だと言えば、ちょっとだけですが似ています。)
ただ、残念ながら、ショパンは個人的にはあまり好きな演奏ではありませんでした。
リストのダンテソナタは非常に聴き応えのある演奏でした。今までの曲の端正で控えめなタッチとは違う、しっかりと重低音が鳴り響く(ただしむやみに大音量を出しているのではなく、完璧にコントロールされているのが分かる。)印象でした。今回の曲の中ではダンテソナタが最も良かったと感じました。(それまでの曲とは違い、華麗さが非常に印象に残りました。何故かは分かりませんが、演奏を聴いていて中村紘子さんの演奏シーンがふと思い浮かびました。)
このチケットは、残念ながらそれほど売れていなかったようで、3階席は全部閉鎖、1,2階のバルコニー席も全部閉鎖してあったのですが、シートは全部埋まっていませんでした。(1階のS席あたりもがらんとしていました。)
ロンティボー優勝者といっても、世間のピアノに興味がない方には全然知られていないのでしょうね。
聴衆はやはりピアノに興味があるかピアノを習っている方のようで、母娘の組み合わせが大半だったように思います。(父親は残業なのでしょうか。息子は多分ピアノよりサッカーなどに興味があるのでコンサートには来ないのでしょうね。)
興味深かったのは、やはり演奏者の手元を見ようということから、ホールの左側のシートばかりが埋まっていたことです。1階S席の左側ばかり埋まっていて、右側はほぼ聴衆がいませんでした。
コンサートが終わった後は、サイン会がありました。ここでもそれほど並んでいる方がいらっしゃらなかったので、ホールロビーで買った田村氏のCDにサインをしてもらいました。近くで見る田村氏はまだまだ非常に若いなぁという印象でした。これから伸びていく方なのかもしれません。
サインをしてもらったときに、握手もしてもらったのですが、手の大きさは、私と全然変わらない程度で、全然大きくありませんでした。ただ手の筋肉は非常についていて分厚く柔らかい手でしたので、一流のプロだなぁと思いました。
追記
演奏途中にいびきをかいて寝ている方がいらっしゃいました。平日の夜で仕事疲れなのだとは思いますが、演奏中にグゴーとかグガーとかいびきをたてて、時々ヒャなどと言って急に起きるのはやめてもらいたいと思います。
演奏に来ていた子ども達の中には喘息持ちの方もいたようで、演奏中ずっと咳き込んでいてかわいそうでした。このような場合、子ども本人も親も周囲に迷惑をかけていると非常に気にしてしまい、そのために折角の演奏も楽しめずに終わってしまうように思います。(実際今回の演奏会でも、親は、休憩時間に、回りの客に謝ってまわられていました。)このような多少のハンディがある方への温かいまなざしが必要ではないかなと思います。


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